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2026年3月19日

きょうの潮流

 店にはトイレットペーパーを求める人々が殺到し、紙の狂騒曲と呼ばれました。買い占めは洗剤や砂糖といった日常品まで広がり、ネオンが消えた街は真っ暗に▼イスラエルとアラブ諸国による中東戦争を引き金とした1973年のオイルショックです。石油危機に直面した日本と世界を不安や恐怖が襲い、物価高や不況が広がりました。さらにアラブ諸国はイスラエルの支援国に対する制裁も打ち出して…▼その渦中に来日した米国のキッシンジャー国務長官は田中角栄首相と会談。そこでイスラエルを支援する米国の立場を考えて、石油の輸入を断ってくれと頼みました。アラブの味方をするのはやめてほしいと▼しかし田中首相は「石油の大半は中東から輸入している。買うのをやめろというなら、その分をアメリカが全部肩代わりしてくれますか」と迫ったといいます。秘書官を務めた小長啓一氏がテレビで証言していました▼あの安倍元首相も米国とイランとの間で緊張が高まるなかでイランを訪問。殺害された最高指導者ハメネイ師と会談し、緩和に努めました。そうした自民党の先輩たちと比べても高市首相の米国べったりは異常です。国際法を無視して先制攻撃をしかけた米国にはものを言わず、子どもや市民も殺されているイランを一方的に非難する▼就任以来、常軌を逸した言動で世界を混乱の渦に巻き込んでいるトランプ米大統領。憲法9条をもつ国として、直接会ったら言うべきはただ一つです。ただちに攻撃をやめなさい。