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2026年3月15日

「手紙」を力に、文字通り、すべての支部・グループが参加する党づくりを

8中総 志位議長が中間発言

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(写真)発言する志位和夫議長=14日、党本部

 日本共産党の志位和夫議長は14日、第8回中央委員会総会で中間発言し、強く大きな党づくりにむけ討論で深めてほしい点について、つっこんだ問題提起を行いました。

 志位氏は、幹部会が提起した「党づくりで後退から前進への歴史的転換を果たす」ためには、すべての支部・グループがみんなで立ち上がる必要があること、そのためには「双方向・循環型」の党づくりの大原則にたった活動の発展がどうしても必要だと思いを定めて、全支部・グループあての新しい「手紙」を出すことを提案したと強調しました。

 2023年1月の第28回党大会7中総に出された「手紙」(第一の手紙)以来の、中央委員会総会がおくった「手紙」とそれへの「返事」、それに対する中央委員会の対応について、この間の経過を詳細に報告。「この運動に取り組むことで私たちはたいへんに豊かな財産をつくってきました。これが第一の側面ですが、もう一つの側面は、この運動がまだ中途の取り組みであること、すべての支部の取り組みに発展させることはこれからの課題となっているということです」と述べました。

 志位氏は、「第一の手紙」とそれを補強した「第二の手紙」(23年10月の第28回党大会9中総)に対しては、57・1%の支部から返事が寄せられ、その後、24年4月の第29回党大会2中総で出された「第三の手紙」に対しては47・1%の支部から返事が寄せられたと報告。その後、総選挙や参院選をたたかうなかで中央と支部との循環が中断したことを述べ、「もう一度、この党づくりの大原則に立ち戻り、今度こそ文字通り100%、一つの支部もとり残さないように『手紙』を討議し、『返事』を寄せていただき、その実践を援助する運動をつくりあげたい。どうやったらそういう運動をつくれるかを討論で深めていただきたい」と要望しました。

 志位氏は「その手がかりになる」として2点を紹介。第一は「党づくりが前進できる可能性があることをみんなの確信にすること」です。

 今回、提案された「手紙」(案)は第2項で、高市政権が衆議院で3分の2を大きく超える議席を占め、憲法9条改悪をはじめ平和・暮らし・人権をおびやかす戦後かつてない危険が生まれているなか、日本共産党に新たな期待が寄せられていることを記しているとして、「私たちがこの流れにしっかりこたえるならば、党づくりで前進する大きな可能性があります」「『あいさつ』では『危険と希望が交錯する歴史的岐路』との言い方をしましたが、私たちが、いまの情勢のもとで『希望』をしっかり受けとめる姿勢でがんばれば、前進できるチャンスは大きく広がっています」と強調しました。

 志位氏は「党自身が努力し、主体的にチャンスをつくってきた」ことも重要だと指摘。「手紙」の第3項が「要求対話・要求アンケート」「二つの『Q&A』=「赤本」「青本」の学習」という「二つの新たなチャレンジ」について記述していることを強調し、「この『二つのチャレンジ』の力については、討論でも生き生きと報告されました。この流れを、さらに発展させ、党づくりに実らせていきましょう」と訴えました。

 その上で、志位氏は「党づくりの可能性を客観的可能性、主体的可能性の両面で語っているのが『手紙』の第2項、第3項です。『手紙』を討論するさいにも、ここが政治的には命だと思うのでどうか深めていただきたい」と語りました。

 第二は「党機関自身の自己改革の問題」です。「手紙」の最後(第6項)に、中央委員会の活動の仕方を3点にわたって改革していくとの決意を述べたことについて、「常任幹部会でも、自身の問題として、突っ込んだ議論を行って提案しました」として、それぞれについて説明。あわせて、山下芳生副委員長の第二報告にある、第29回大会が呼び掛けた党機関の活動強化をはかる三つのスローガン―(1)双方向・循環型で支部を援助(2)政治的・思想的に強い機関に(3)若い世代、女性役員が生き生き活動、成長する―の重要性を踏み込んで語りました。志位氏はこれらについて、「やりきるのは大変だけれど、今度こそ、やりきらなければなりません。私たち中央を先頭に、党機関も変わらなくてはなりません。ここもぜひ討論で深めてください」と呼び掛けました。

 志位氏は最後に、次のように述べました。

 「私は、13日の『あいさつ』で、この総会について『日本共産党の命運がかかった重要な総会』と述べましたが、言葉を変えれば、今の情勢が求めている党の任務や党の実態にてらせば、わが党は政治的にも組織的にも、もう一歩も後に引くわけにはいかないところに立っているということです。いま、あらゆる面で反転攻勢に転じ、世代的継承を中軸にした党づくりで前進に転じなければ、われわれの未来は開けなくなってしまいます。どんなに路線が正しくても、党がつくれなければ未来は開けません。マルクスが『資本論』で述べているように、資本主義を没落させて新しい社会をつくるためには、『主体的条件の成熟』が必要ですが、資本主義の『弔いの鐘』は鳴らす人がいないと鳴らないのです。そして、私たちこそが『弔いの鐘』を鳴らす労働者階級の成長・発展に責任を負っている党です。そうした決意をもって、すべての支部・グループが参加する運動をつくり出し、総会が提案している党づくりをやりぬこうではありませんか」

 志位議長の中間発言を受け、どうやって全党運動にしていくのかについて、挙手方式で討論が行われ、2時間半以上にわたって活発な自由討論が行われました。自由討論を受けて、志位氏は、「中央委員会総会として、こうした自由討論を行ったのははじめての経験ですが、討論をつうじて、前進をどうつくるかについてたくさんのヒントが得られたように思います。ぜひ全国でもやっていきましょう」と語りました。