「時価ですから」。すしネタのメニューではありません。ガソリンの価格です。レギュラーガソリンが1リットルあたり180円をこえたことに驚く客に、スタンドの店員がそう答えていました▼原油高騰の影響が広がっています。このままでは200円台突入の恐れも。運送会社や転居の季節を迎えた引っ越し業者も死活問題だと頭を抱えます。原油価格の上昇は、さまざまなもののさらなる値上がりにもつながります▼世界の石油輸出量のおよそ3割が通過するというホルムズ海峡。エネルギー輸送の要衝が事実上封鎖されてからすでに10日が過ぎますが、通航の正常化はみえてきません。イランは機雷を敷設し始めたとも報じられています▼原油の9割以上を中東に頼る日本にとっても、この地域の平和と安定が極めて重要なのは政府も認めています。高市首相は石油備蓄を放出するとしましたが、今の事態を招いた米国とイスラエルによるイランへの攻撃にはものも言わず▼国民の関心を外に向けさせ、国内の逆風をかわそうとする狙いがあると指摘される米国の先制攻撃。しかし歴代政権の軍事行動と比べても支持率は低迷し、まともに説明もしないトランプ大統領の不遜な態度に批判は高まっています▼イランでは子どもたちや市民も犠牲に。おのれの権力欲のために他国へ攻め込み命を奪う無法者。19日には日米首脳会談が予定されていますが、高市首相がどんな態度をとるか。そこでこそ「高市早苗が日本の首相でよいのか」がはっきりと。
2026年3月13日

