(写真)祈りを込めて並べられた1万500個の灯籠=11日、盛岡市
東日本大震災から15年となった11日、盛岡市で犠牲者を追悼し復興への思いをつなぐ「祈りの灯火(ともしび)2026」が開かれ、主会場の盛岡城跡公園を中心に、市内各所に市民が制作した追悼の灯籠1万500個が並べられました。
「祈りの灯火」は、2012年から毎年3月11日に行われています。牛乳パックでできた灯籠は、「もりおか復興支援センター」が市内各地で、全国から届いた灯籠の制作会や組み立て会を開催して準備したものです。
当日、会場を訪れた人びとは「絆」「平和でこそ幸せ」などのメッセージが書き込まれた灯籠を一つひとつ見ていました。「忘れないで」と書き込まれた灯籠を撮影していた男性(51)=盛岡市=は「国内でも世界でも自然災害に戦争にと大変なことが相次いでいて、東日本大震災津波の記憶が年々薄れているのを感じています。犠牲も教訓も忘れないようにしたい」と語りました。
午後5時の点灯式では、実行委員会委員長の吉田光晴氏が、復興事業の縮小によって来年から「祈りの灯火」への支援も終了し、準備を担ってきた「もりおか復興支援センター」も3月末で終了すると述べ、それでも開催を続ける決意を語りました。
広場を包む柔らかな光を見ながら、人びとは震災の犠牲者に思いをはせ、記憶を未来へ語り継ぐ決意を新たにしました。

