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2026年3月12日

犠牲 教訓 忘れない

東日本大震災15年 各地で追悼
宮城・南三陸町

 2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から15年となった11日、被害の大きかった宮城県や岩手県、福島県などで犠牲者への追悼行事がありました。警察庁や復興庁によると、死者が1万5901人、行方不明者は2519人、災害関連死と認定された人は3810人にのぼります。


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(写真)震災復興祈念公園で犠牲者を悼み、午後2時46分に鳴ったサイレンに合わせ黙とうする人たち=11日、宮城県南三陸町

 震災で620人が亡くなり、いまだ211人が行方不明のままの宮城県南三陸町では、冷たい風が吹くなか、多くの人が海岸や追悼施設に訪れ、犠牲者を追悼しました。

 早朝の浜辺で、毎日、日の出を撮影するAさん(72)。震災当時、経営する会社の車で水や支援物資を避難所まで運搬しました。「あの時の思いは語り尽くせない。ガソリンを手に入れるのが大変で、車を使わない被災者や農家からガソリンを譲ってもらった」と当時の苦労を語ります。

 3月11日は、震災復興祈念公園へ毎年子どもたちと訪れ、家族で震災について語り合うBさん(40)は、「畳店を営む実家は津波で流され、山の上にあった工房近くまで津波が押し寄せました。山にも津波が登ってくると子どもたちに伝えています」。

 夫と献花に訪れた女性(63)は、当時24歳の義理の娘が市役所に勤務中、津波の犠牲となりました。「息子と結婚届を出したばかりで結婚式を控えていました。地震による被害を風化させないために、毎年振り返ることが大切」と話します。