(写真)「慰霊碑・哀しみの東京大空襲」(右)の前で行われた「時忘れじの集い」=9日、東京・上野
昨年12月に92歳で死去したエッセイストの海老名香葉子さんが東京・上野に建てた「慰霊碑・哀(かな)しみの東京大空襲」の前で9日、空襲犠牲者を追悼し、平和を願う「時忘れじの集い」が開かれました。
集いは、1945年3月10日未明の東京大空襲で家族6人を失い戦災孤児となった海老名さんが2005年に碑を建立して以来、毎年主催してきました。今年は香葉子さんの長男の林家正蔵さん、次男の林家三平さんらが引き継いで開催されました。
正蔵さんは、毎年3月9日が終わるとすぐ翌年の集いのことを考えていた香葉子さんをしのび、「いつまでも平和の願いをバトンタッチしていけるよう、3月9日はこのように集まりたいと思っている。ぜひ参列してください。健康で長生きして、平和のことをずっと思い続けてください」と呼びかけました。
あいさつした東叡山津梁院の長澤徳栄住職は、碑には香葉子さんをはじめ多くの人の思いが込められていることを紹介。「祈りの一つ一つにベストを尽くすことが平和につながる。その思いを色あせることなく継承していくことは素晴らしいことです」と話しました。
各地から寄せられた千羽鶴は林家一門の人たちが、上野公園内の「平和の母子像・時忘れじの塔」にささげました。
集いには、日本共産党の小池晃書記局長が出席し、正蔵さんと三平さんにあいさつしました。

