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2026年3月10日

熊本に長射程ミサイル搬入 共産党など「配備撤回を」

住民説明会開催求める

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(写真)防衛省の担当者らにただす、仁比(正面中央)、山添(同左)、白川(同右)の各議員=9日、国会内

 熊本市の陸上自衛隊健軍駐屯地に9日未明、全国で初めて敵基地攻撃兵器である長射程ミサイルの装置搬入が強行された問題で、日本共産党の仁比聡平、山添拓、白川容子各参院議員は国会内で9日、防衛省に厳重に抗議し、配備の撤回と住民説明会の開催を求めました。

 搬入されたのは「12式地対艦誘導弾能力向上型」の発射機などです。小泉進次郎防衛相は6日の記者会見で、配備の日程について、「3月末までに行う予定だ。現在、調整中で、必要な準備が整ったら事前に九州防衛局からお知らせする」と述べていましたが、今回の搬入について地元住民、熊本県や市にさえ事前に連絡がなく、だまし討ちの強行となりました。

 議員団の追及に、防衛省の担当者は「部隊への装備品の搬入については、部隊の運用にかかわる事柄で事前に公表するということはしていない」と説明する一方、「配備」については、これまでも九州防衛局のホームページなどで十分に情報提供を行っていると開き直り、事前に連絡をしなかったことを正当化しました。今回の搬入については9日、県と市もそれぞれ九州防衛局に問い合わせましたが「答えは差し控える」と突き放されました。

 また、国は長射程ミサイルの配備を巡り、同駐屯地で装備品の展示会を行うことを県や市に伝達していました。仁比氏は「住民への説明をやらないのに兵器の展示会を行うとは、それが自衛隊、防衛省のやることか」と厳しく追及しました。防衛省の担当者は展示会開催について、長射程ミサイル配備についての「丁寧な説明の一環として検討中」などと正当化しました。

 仁比氏は「配備を問答無用でやるということだ」と述べ、「住民は恐怖を感じている」と批判しました。

小池書記局長ら 防衛省に抗議文

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(写真)小泉進次郎防衛相宛ての抗議文を手渡す(右から)ラサール石井、小池晃、福島みずほ、服部良一の各氏=9日、参院議員会館

 防衛省からの聞き取り後、日本共産党の小池晃書記局長らは、国会内で防衛省に配備撤回を求める抗議文を防衛省に提出しました。抗議文は社民党の福島瑞穂党首とラサール石井参院議員、参院会派「沖縄の風」の高良さちか議員との連名。小池氏は「住民の不安は当然だ」と強調。搬入を住民、県知事・市長に伝えず強行したことは「絶対に許されない」と厳しく批判。抗議文は、敵基地攻撃能力を持つミサイルの配備は憲法9条違反だと断じ、今後の全国への配備計画を含め撤回を強く求めています。