熊本市の陸上自衛隊健軍駐屯地に敵基地攻撃能力をもつ長射程ミサイルの配備が8日深夜にも開始されようとする中、住民説明会の開催要請すら聞き入れず不意打ち的な搬入に抗議する市民らが同日、SNSなどでの呼びかけで同駐屯地前に集まり、配備に反対する怒りの声をあげました。
配備される長射程ミサイルは「12式地対艦誘導弾向上型」で射程が1000キロにもおよぶもの。「戦争の準備」の一環で、他国の基地などの攻撃を可能にし配備先が報復攻撃の対象になる危険が指摘されています。
駐屯地前に駆けつけた熊本県平和委員会会長の松本泰尚氏は「これまで、防衛省との直接交渉で住民説明会を求めてきた。熊本県にも、熊本市にも国に要請するよう再三迫ってきたが、知事も市長も申し入れに応じず地域住民の安全確保を放棄したと言わざるをえない」と指摘。駐屯地を1200人の人の輪で包囲した集会を呼びかけた「ストップ!長射程ミサイル・県民の会」会長の山下雅彦氏は、不意打ち的搬入を批判し「今後も声はあげ続ける」と話しました。「平和を求め軍拡を許さない女たちの会・熊本」の海北由希子氏は「私たちに知らせることなく強行した配備は主権者を無視したものにほかならない」と抗議しました。
日本共産党熊本県委員会の松岡勝委員長は「配備強行は許されない。今後は、ミサイルの撤去を求めるたたかいを幅広い市民の皆さんと力を合わせていく」と述べました。

