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2026年3月7日

高額療養費引き上げ撤回を

命と健康奪うもの 辰巳議員が要求
衆院予算委

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(写真)質問する辰巳孝太郎議員=6日、衆院予算委

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は6日の衆院予算委員会で、高額療養費の月額上限引き上げは患者の命と健康を奪うものとして、撤回を求めました。

 同制度は、高額な医療費がかかった際に1カ月の限度額を超えた医療費を払い戻す仕組み。政府は、2026年8月と27年8月の2段階で月額上限を引き上げることをねらっています。

 辰巳氏は、厚生労働省が月額上限の引き上げを社会保険料負担の軽減のためとしているが、今回の措置で加入者1人あたりの保険料負担軽減額はいくらになるかただしました。上野賢一郎厚労相は「高額療養費制度の見直しで月約120円、OTC類似薬の見直しで月約30円の減少だ」と答弁。辰巳氏は「月額150円、ペットボトル1本分ほどの保険料軽減と患者の命を引き換える大改悪だ」と批判しました。

 辰巳氏が、同制度利用者823万人(23年)のうち、少なくとも7割の患者が今回の見直しで負担が増えると指摘したことに対し、厚労省の間隆一郎保険局長は粗い推計であれば大きく違わないと認めました。辰巳氏は「重症患者の7割が負担が増えるとんでもない数字だ」と批判しました。

 辰巳氏は、厚労省の試算では同制度見直しによる医療費削減2450億円のうち、受診控えによる1070億円の削減を見込んでいると指摘し、「治療をあきらめさせる」事態が起こると警告しました。

 辰巳氏は、全国保険医団体連合会が実施した患者影響調査(複数回答)では、限度額を引き上げた場合、7割が「受診抑制する」「食費を削り、貯蓄を取り崩す」、6割が「薬・治療法を変更」、4割が「子どもの進路変更」と回答したと紹介。「私の命と子どもたちの教育費をてんびんにかける日が必ずくる。少しでも長く生きて、子どもたちの成長を見守りたい」など患者の悲痛な声を突きつけ、「命と引き換えに大改悪を強行するのは絶対に許されない」と強調しました。