「パンと権利と平和」を求めて世界の女性たちが行動する3月8日の国際女性デーを前に、いま二つのハッシュタグが話題を集めています。
■女性の休日日本も
一つは「#わたしが一日休んだら」。50年前、アイスランドで9割の女性が仕事も家事も休んで広場に集い、女性なしには社会が回らないことを可視化した「女性の休日」。ジェンダー平等後進国の日本でこそ女性の休日を、と3月6~12日、全国津々浦々で取り組まれます。
50年前の「休日」を振り返ったドキュメンタリー映画「女性の休日」を見て語る会やスタンディング、街頭アクションなど内容は多彩です。みんなで参加し、身近な地域でもぜひ企画しましょう。
今年は男女雇用機会均等法が施行されて40年です。しかし日本は、いまだに女性の賃金は正社員でも男性の7割程度にとどまり、包括的なハラスメント禁止も実現していません。家事育児などの無償労働時間は女性が男性の5・5倍と国際的にみても極端に女性に負担が偏っています。
アイスランドは、男性の育児参加を推進すると同時に、男女間の賃金格差を違法とし、企業に賃金平等の認証をとる義務を課し、違反企業には日割りで罰金を科すという強力な施策で格差根絶に向かっています。日本でも平等への実効性ある法と施策を求めて声を上げていきましょう。
もう一つは「#ママ戦争止めてくるわ」。「自民大勝」の予測が伝えられた先の衆院選最終盤、このSNSの投稿が瞬く間に広がりました。「パパも止めてくるわ」「ばぁばも」「独身男子止めてきます」とそれぞれの思いを乗せて。
投稿主の女性は「『ママ、戦争止めてくるわ』はなんの政党にも属さない、一市民である私が子どもにかけた、ふつうの言葉でした。それをこんなに大きな、こんなに希望のある『#ママ戦争止めてくるわ』にしたのは、皆さんです」と思いを語ります。
■戦争はイヤの思い
「色々な意見、立場、温度のある皆さんの、いちばん大事な共通点『戦争はイヤだ』という思いを浮かび上がらせることができたのだと思います」とも。(清繭子さんnote)
高市早苗首相は総選挙後、改憲への取り組みを加速させると表明。改憲の是非を問う国民投票にまで触れる踏み込んだ発言を行いました。しかし選挙後の世論調査では「国論を二分するような大胆な政策」について「慎重に進めるほうがよい」との回答が男性で52%、女性は73%にものぼっています(「朝日」)。
2月27日、「戦争準備の法律いらない」と改憲や「スパイ防止法」などに反対して首相官邸前で行われた集会にはペンライトを手にした多くの若い女性の姿がありました。
戦争する国づくりへの危険がかつてなく高まっているなかで「戦争する国づくりストップ!」を大きく掲げ、平和とジェンダー平等を求める8日の国際女性デー中央大会は、太田啓子弁護士の記念講演をメインに、国内外の取り組みが交流されます。大きく成功させ、憲法を真ん中にした運動の大きなうねりをつくっていきましょう。

