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2026年3月4日

きょうの潮流

 「5~6分で読んだのに、2時間の映画をみたような衝撃でした」。参院議員の大門実紀史さんは、絵本『エリカ 奇跡のいのち』との出合いを振り返りました。「絵本はすごいな」とも▼京都の書店で本を探していた時に、ふと目にとまりました。ナチスの絶滅収容所に向かう貨物列車に乗せられたユダヤ人の母子。母親は走る列車の窓から、生後間もない赤ちゃんを毛布にくるみ投げ出します。我が子が生き延びるようにと一縷(いちる)の望みを託して…▼「おとなは絵本で、忘れていた何かを取り戻す」と語った大門さん。東京・板橋区で開かれたイベント「平和と家族の絵本」でのことです▼絵本作家・長谷川義史さんの『へいわってすてきだね』が朗読されました。「よなぐにうまがヒヒーンとなく」と、文を書いた小学生(当時)の安里有生(あさと・ゆうき)さんは沖縄の与那国島育ちです▼その与那国島をはじめ、沖縄・南西諸島の各地にミサイルが配備され、軍事要塞(ようさい)化がすすむ現実。「ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。このへいわが、ずっとつづいてほしい。みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい」。有生さんのつづる言葉が心にしみます▼戦争準備に傾く高市政権が衆院で多数を獲得したもと、絵本が語る平和の言葉には、格別の重みが。「高市ブルーです」という参加者は、5歳の孫に高市氏がどんな人なのか聞かれ、答えに悩んでいました。「今日は、孫に戦争を伝えるヒントをいただきました。平和のタネをまいていきたい」