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2026年3月3日

きょうの潮流

 1月のベネズエラへの攻撃に続き、再び先制攻撃する暴挙に出た米国。しかも今度は外交交渉中のイランに。パレスチナ・ガザでジェノサイド(集団殺害)を続けるイスラエルとともに戦争を仕掛けました▼イランの最高指導者ハメネイ師らを殺害。「イランの人々だけでなく、全ての偉大な米国民にとっての正義だ」と体制転換を正当化しました▼トランプ氏を大統領に押し上げた右派のMAGA(米国を再び偉大に)運動が主張してきた「米国第一」。これは他国に体制転換を仕掛けてきた、歴代米政権の対外政策を厳しく批判するものであったはずです▼トランプ氏自身もかつてイラク侵攻(2003年)による中東介入を「史上最悪の決断」と非難。今回の心変わりの開戦には、MAGA信奉者からも「戦争ゼロに投票したのだ」との批判が出ています▼戦争の口実に、イランの核開発計画をあげるトランプ氏。わずか4日前の米議会での「一般教書演説」では、昨年6月の米軍によるイラン核関連施設への攻撃で同計画を「消し去った」と豪語していたほどです。いったいどこに今回の攻撃の大義があるというのか▼国際社会は国際法を順守せよと声をあげています。米同盟国であるスペインのサンチェス首相は「米国とイスラエルによる一方的軍事行動を拒否する」といち早く批判しました。国際秩序を破壊する明々白々の事態。それでも高市首相は口をつぐんだままなのか。トランプ氏の「力による平和」への追随は到底許されません。