(写真)医療・ケア労働の賃上げや労働条件の改善を求め宣伝する人たち=27日、東京都清瀬市
国立病院の労働者らでつくる全日本国立医療労働組合(全医労)は27日、国立病院機構との団体交渉で前進回答を引き出してストライキを回避したもとで、全国各地の国立病院前や駅頭で、春闘勝利と、よりよい医療を実現させるために増員と賃上げを求める宣伝を実施しました。
機構は赤字を理由に賃金改定に後ろ向きな姿勢に終始。26日の団体交渉では全機構支部で交渉翌日にストを構えて臨みました。団交の結果、4月から基本給平均3・2%、9692円の引き上げ。非常勤職員の時給も平均105円の改定で、2年ぶりのベースアップ回答を引き出しました。
国立病院機構東京病院がある東京都清瀬市の西武池袋線・清瀬駅前での宣伝には50人が参加しました。
全医労東京地区協議会の内田裕美議長は、回答は不十分としつつ、機構の姿勢を変えられたのは「粘り強く運動を続けたからだ」と強調。「さらなる賃上げを求めて、院内外で訴え続けよう」と呼びかけました。
緩和ケア病棟で働く看護師は「職員がどんどん辞めていく。災害発生時には地域の拠点病院にもなる。患者の命が守られる体制にしてほしい」と訴えました。

