(写真)辺野古新基地建設の即時中止などを訴え、拳を突き上げる人たち=27日、沖縄県嘉手納町・沖縄防衛局
沖縄県名護市辺野古に新基地が完成しても、別の長い滑走路が確保されない限り、普天間基地(宜野湾市)は「返還されない」との見解を米国防総省が公式文書に示していた問題を受け、「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は27日、沖縄防衛局(嘉手納町)に要請しました。
オール沖縄会議の大城紀夫共同代表らが村井勝防衛局長と面会。「普天間返還のためには辺野古しかない」と日米両政府が繰り返す主張の明確な破綻を示しているとして、辺野古新基地建設の即時中止と普天間基地の即時閉鎖を強く迫る要請書を提出しました。
防衛局側は、在沖米軍基地の「統合計画」(2013年)で普天間返還8条件の一つとして日米が合意した「普天間代替施設(辺野古新基地)では確保されない長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善」に言及。米側が求める「長い滑走路」は同条件のことだと示唆した上で、「この条件が満たされないために、普天間が返還されないなどという状況は全くない」と言い張りました。
辺野古住民訴訟原告団の浦島悦子さんは、米軍が県民の土地を奪って造った普天間の歴史にふれ、「その返還の代わりになぜ私たちの大切な海を埋め立てて、差し出さなければならないのか」と訴えました。
要請後の集会には約80人が参加。「普天間基地を撤去せよ」「辺野古新基地建設を止めるぞ」と怒りを込めてコールし、日本共産党の赤嶺政賢前衆院議員も駆けつけました。

