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2026年2月27日

報道関係者の殺害最多

3分の2がイスラエル軍攻撃で
25年 NPO調査

 国際NPO「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)は25日、2025年に世界各地で殺害された報道関係者は129人に上り、1992年の調査開始以降、最高になったと発表しました。このうち3分の2にあたる86人がイスラエル軍の攻撃で死亡しました。その多くはパレスチナのガザ地区で取材していたパレスチナ人でした。

「他国にない人命軽視」

 CPJの報告書によると、内戦中のスーダンで9人が死亡、ウクライナ侵略を続けるロシアの攻撃で4人が死亡するなどしていますが、イスラエル軍による犠牲者数は突出しています。報告書は「ジャーナリストの生命や、彼らを守ることを意図した国際法に対するイスラエルの軽視は他国と比較にならない」と批判しました。

 イスラエル軍が特に標的にしているのが、ガザ地区での飢餓や病院への攻撃などイスラエルによる戦争犯罪を報道する記者です。CPJは、昨年に報道関係者を故意に標的にして殺害した事件が47件あるとし、そのうち81%についてイスラエル軍に責任があったと指摘しました。

 昨年3月にガザ地区でイスラエル軍に殺害されたホッサン・シャバト氏は、中東カタールのメディア、アルジャジーラ所属で、封鎖下のガザ北部に残り、住民の窮状を世界に発信する最もよく知られた記者の1人でした。

 ドローン(無人機)攻撃による報道関係者の殺害は、23年には2人でしたが、25年は39人に達しました。25年の犠牲者のうち約7割にあたる28人はイスラエル軍によるものでした。

 CPJは、民間人の保護は国際法に定められており、報道関係者の殺害は戦争犯罪にあたると指摘しました。特にイスラエルによる戦争犯罪に関しては、国際機関による独立した調査のほか、犯罪を行った現場のイスラエル兵士から司令官のレベルまで責任を追及することを求めました。