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2026年2月23日

きょうの潮流

 手袋やコート、帽子を着けたまま眠る。ベッドの上にテントを張り、ガスコンロで暖める。大寒波の中、ウクライナはいま「最も寒く暗い冬」に耐えています▼ロシアは大量のドローンとミサイルでウクライナの発電施設や送電網を集中攻撃。相次ぐ停電で人びとは凍え、断水のため溶かした雪を生活用水に使っています。長期化する戦争への疲れとともに、相手に有利な譲歩には応じられないという葛藤も抱えながら▼一方のロシア国内でも、厭戦(えんせん)気分は高まっています。百万人を超えるといわれる戦死者や帰還兵の問題、さらに物価高で国民の不満が広がり、弾圧下で反戦を歌う若者らも。夫を戦地で亡くした妻は「陣地を進めるたびに膨大な命が失われていることを考えると、複雑な気持ちになる」と語っています▼ロシアの無法な軍事侵略からあすで4年。長引く戦いに、戦地でも両国民の生活圏でも疲弊や不満、失望は大きくなっています。いつになったら、この戦争は終わるのかと▼いちど戦端を開いてしまえば、犠牲になるのは市民の多大な命とその生活です。「ぼくらは、すでに敗北している。多くの若者を失い、国の半分は廃虚と化している。彼らはもう戻ってこない」。普通の生活を取り戻したいと兵士になり、長く戦闘に参加したウクライナの青年の言葉です▼きのう渋谷の駅前では日本にくらすロシアの人たちが声を上げていました。プーチンをとめよう、ウクライナに平和を、ロシアに自由を。対立より対話を呼びかけて。