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2026年2月21日

きょうの潮流

 総選挙の街頭宣伝でのことです。20代の男性と対話になりました。奨学金の返済を抱えながらの就職。しかし長時間労働で低賃金、上司のパワハラにもあい退職。いまは単発のバイトをしながら、正社員の道を探しているといいます▼JCPサポーターの友達でシングルマザーの女性は「くらしがカツカツ状態」で、物価高に耐えられないと話します。食料配布に並んだこともあり、子どものことをふくめてこの先不安しかないと▼こうした悲痛な訴えは、全国でありました。生活苦や将来の見通しのないなかで、いま多くの人びとが政治に求めているものはなんなのか。そんなことをつらつらと考えながら、高市首相の施政方針演説を聞きました▼耳についたのは、成長や投資、挑戦、強いというワード。まるで、企業を太らせれば国民のくらしがよくなるといわんばかりに。それがまやかしなのは、自身の党が招いた失われた30年が十二分に証明しているにもかかわらず▼一方で市井の窮状にはほとんどふれませんでした。生きる活力を奪っておいて日本人の底力を強調する勝手さ。反省なき国策は、国民生活を犠牲にして拡大する軍事費にも表れています。このままでは財政悪化も必至です▼やたらに国の姿を主張する、きな臭さも。若者たちが日本に生まれたことに誇りを感じ、未来は明るいと自信を持って言える国をつくりたいと高市首相。現実を見ずに自分の願望や理想を述べる気負った演説からも、それが幻想であることは明らかです。