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2026年2月15日

黒字リストラ1.5万人

25年「早期・希望退職募集」
三菱電機・パナ・ソニー…大企業続々

表

 2025年の「早期・希望退職募集」実施が判明した上場企業は43社(前年57社)で、募集人数は1万7875人(前年比78・5%増)に達したことが、東京商工リサーチの調査でわかりました。募集人数は東日本大震災時の12年(1万7705人)を超え、09年以降で3番目の高水準となっています。

 「早期・希望退職募集」を実施した43社の直近決算期の最終損益(単体)は、黒字29社(67・4%)、赤字14社(32・5%)で、黒字が約7割を占めました。黒字企業の募集人数は1万5205人で、全体の85・0%を占めました。黒字の29社のうち23社が東証プライム上場でした。

 三菱電機は3日、グループで4700人が早期退職に応募見込みだと発表。パナソニックHDは4日、現在進めている構造改革で早期退職が当初から2000人増え1万2000人の規模になると発表しました。好業績なのに人員を削減する「黒字リストラ」に、両社のほか、三菱ケミカルグループ、明治HD、ソニーグループ、日清紡HDなどの名だたる大企業が踏み出しています。

 「早期・希望退職募集」を実施した43社を業種別にみると、電気機器が18社で、全体の41・8%を占めました。次いで食料品、金属製品、機械、情報・通信業が各3社で続きます。

 「早期・希望退職募集」を実施した上場43社の市場区分は、東証プライムが33社(76・7%)、東証スタンダードが9社(20・9%)でした。

 東京商工リサーチは、「中高年が対象の実施が加速」しており、「今後、製造業から他産業にも人員構成の見直しが広がる可能性が高く、2026年はもう一段の『早期・希望退職募集』が強まりそうだ」と指摘しています。