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2026年2月14日

きょうの潮流

 総選挙と同時に行われた大阪府知事・大阪市長選で、再選された維新の吉村知事と横山市長が「大阪都構想への挑戦が信任された」と吹聴し、マスコミからも我田引水と批判を浴びています▼大阪市を廃止し、大阪府が権限も財源も手に入れる「大阪都構想」は2015年と20年の住民投票で2回も否決。吉村氏が「間違っていた。3度目の挑戦はない」と明言した決着済みの問題です▼それをこんどは「副首都」と言い換え、28億円もかけて突然信を問うと言い出す。そこには過去の言明をほごにし、自民との連立や維新議員の国保逃れに対する批判をすりかえる狙いがありました▼相手に準備する時間も与えないアンフェアなやり方。さらに共産や自民、公明など主要政党は「決着済み」「大義がない」として候補を立てなかったことから、選挙に正当性がないと専門家も指摘しています。なぜ都構想を3度も持ち出すのか、副首都とどこが違うのか。選挙戦ではまともに説明できず、「信任された」とは到底いえません▼大阪府・市議会とも「小選挙区効果」で維新が過半数を占めており、法定協議会を発足させて「都構想」の具体案作りを強行する構えです。とはいえ「副首都」の法案さえできておらず、あまりにも拙速▼それでも固執するのは、夢洲(ゆめしま)でのカジノをはじめ、大企業のための大阪改造計画を推進したいからです。身勝手な選挙も、民意無視の暴走も高市政権と瓜(うり)ふたつ。ゴリ押しするほど住民との矛盾や批判は避けられません。