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2026年2月13日

きょうの潮流

 中学の頃だったか。短波受信のラジオを使って海外の放送を探し回ったことがあります。受信したことを証明すると、その放送局から送られる「ベリカード」を楽しみにして▼趣向を凝らした各放送局のカードの収集とともに見知らぬ異国の音楽や雰囲気にふれるわくわく感も。のちにBCLブームといわれるほど多くの少年たちが夢中になったのは、ラジオを通して世界とつながることができたからでしょう▼国連がラジオの国際放送を始めたのは80年前のきょう、1946年2月13日でした。以来、さまざまな言語で情報を提供。長く勤務した職員は「いつの時代も豊富な経験と広い視野をもち世界に目をむけ、お互いに助け合い必要な情報を共有するプロが務めていた」と話します▼今も世界で最も広く利用されているメディアであるラジオは、緊急時や災害時の情報伝達や救援活動に重要な役割を果たしてきました。国内でも能登地震や東日本大震災の際にラジオの機能が改めて見直されました▼ところがNHKはラジオ第2の廃止を決め来月末で終了するとしています。95年前に放送が開始された第2は主に語学や教育番組を担い、若者たちの学ぶ場にもなってきました。合理化や効率化を理由にした削減には公共放送としての責任を問う声がリスナーからも上がっています▼低コストで教育レベルの違いや住む場所に関係なく、最も多くの人々にさまざまなことを届けるラジオ。そこには収益だけでは計れない役割と効用があるはずです。