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2026年2月11日

安保と沖縄 矛盾ある限り闘い続く

沖縄1区 3000票増の善戦健闘 勇気を広げる赤嶺氏

 衆院沖縄1区で「オール沖縄」の代表として勝利をめざした日本共産党の赤嶺政賢氏=前=は、議席に届かなかったものの、自民前職と大接戦を争って5万3231票を獲得し、前回から3千票以上伸ばしました。沖縄でも猛威を振るった“高市旋風”に乗じて自民党が同区の比例票を前回の1.8倍超も増やす中、赤嶺氏が得票率で自民前職に約4ポイント差と迫ったことは善戦・大健闘といえます。


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(写真)支援者と握手を交わす赤嶺政賢氏=9日、那覇市

 今回、名護市辺野古に米軍新基地は造らせないと、保守や革新の立場を超えて共闘してきた、オール沖縄が揺さぶられる難局での選挙となりました。自民党とともに国政で新基地建設を強行してきた公明党と立憲民主党が中道改革連合を結成して合流。オール沖縄の「建白書」を軸にまとまってきた立民側の新基地ノーの旗が不鮮明になるなどの事態が起きました。

 また、過去4度、同区ではいずれも赤嶺氏、自民前職の国場幸之助氏、下地幹郎氏=元=による三つどもえが続いてきましたが、今回出馬しなかった保守系の下地氏の票の行方にも注目が集まりました。

 しかし赤嶺氏は、今まで以上の厳しいたたかいが予想される中、オール沖縄の団結の旗を揺らぐことなく掲げ、高市政権が強行する新基地建設、沖縄の軍備増強を真っ向から批判。「沖縄を二度と戦場にさせない」と力を込めました。

党派超えて

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(写真)オール沖縄の人たちとともに新たな決意を固め合う赤嶺政賢氏(中央)、高良さちか参院議員(その右)、高良鉄美前参院議員(その奥)=9日、那覇市

 高市軍拡政治に対抗するため、「団結して沖縄の平和の声を上げよう」と訴える赤嶺氏を押し上げようと、参院会派「沖縄の風」の高良さちか議員や多くの市民が連日支援。玉城デニー知事も何度も応援に入り、街頭演説には地域政党の沖縄社会大衆党や「沖縄うない」、保守・中道政策集団の「新しい風・にぬふぁぶし」の代表らが党派を超えて駆け付けました。

 日本の政治が右へ右へと流れ、再び戦火が及ぶかもしれないとの危機感から赤嶺氏への期待が日増しに高まり、オール沖縄の団結の力で最後まで大接戦を繰り広げました。県内の共産党比例票も、昨年の参院選から約10%増となりました。

 他方、沖縄1~4区はいずれも議席を自民党が独占。米軍基地の過重な負担に苦しむ県民の声を国政へ届けてきたオール沖縄の議席がなくなったことで、今後を案じる声も出ています。

 しかし赤嶺氏は、8日投開票の大勢判明後や9日の選挙報告の街頭宣伝で支援者や報道関係者に対し、こう訴えました。「自民党が圧勝しても米軍基地、日米安保体制と県民の矛盾は消えない。この矛盾がある限り闘いは続いていく」

歴史は示す

 1998年の県知事選で革新県政が倒れた際も、「基地問題で国と対峙(たいじ)する沖縄の状況は終わった」と評され、多くの人が打ちひしがれました。ところがその後、金武町(きんちょう)伊芸区で米軍が実弾射撃訓練を強行すると、大きな反対の声が広がりました。国と対決しない姿勢をとっていた保守の稲嶺恵一知事(当時)も現地の集会に参加。基地反対の闘いがまた盛り上がる節目となりました。

 赤嶺氏は、県民の闘いはこの歴史の繰り返しだと述べ、「これまで以上に辺野古新基地建設に反対する闘いを強め、先頭に立っていく」と表明しました。

 「オール沖縄会議」共同代表の高里鈴代さんは、この赤嶺氏の訴えを聞いた自身の友人が「勇気づけられた」と話していたことを紹介し、こう続けました。「高市政権が多数を得て辺野古新基地建設などを強行してくると思いますが、それは全く認めない。辺野古反対の座り込みを継続していきます」