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2026年2月10日

主張

総選挙の結果
高市首相の暴走は許されない

 総選挙の結果、自民党が結党以来最多の衆院で3分の2を上回る議席を確保しました。「信任を得て、国論を二分するような大胆な政策、改革にも果敢に挑戦したい」と解散した高市早苗首相が選挙結果を受け、「戦争する国家」へ暴走するのではないかと危惧する声が広がっています。

 とんでもないことです。国民は「国論を二分する」問題を白紙委任などしていません。日本共産党は高市政権の暴走と真正面から対決します。

 もともと高市首相が解散したのは、臨時国会でも議員定数削減法案が審議されなかったように自民・日本維新の会による政権運営が行き詰まっていたからでした。公示日の街頭演説でも「衆院も参院も少数だった。(政権は)不安定だ。はっきり言って行き詰まっている」とのべていました。これを党略的な解散・総選挙で反動的に打開しようというねらいでした。

■論争からは逃げて

 それだけに論戦もきわめて異様でした。高市首相は消費税についてこれまでの態度を急転、食料品2年間ゼロを打ち出し、26年度内実施まで主張しながら財源は明示せず批判されると口にしなくなるなど、くらしの問題でも平和の問題でも説明を避け、ブレが目立ちました。そのため、「首相の言動は肝心の説明を避け続け、逃げの姿勢」「国民に対して不誠実だ」(「朝日」社説)と指摘されました。

 それどころか選挙中唯一の党首討論会さえキャンセルしました。疑問と批判の声があがったのも当然です。日本共産党の田村智子委員長が「党首討論の再設定を」と求めましたが応えませんでした。

 自民党の議席は党略的解散をし、討論から逃げ、国民に考える時間も材料も与えずに手にしたものといわなければなりません。立憲民主党が解体し、自民党との合流もありうるとする中道改革連合となり、自民党政治との対決軸を見えなくしたことも、自民党勝利を手助けしたものとして重大です。

 自民党の大勝を受け、さっそく高市首相は、「首相のクビをかけて臨んだ選挙だった。公約を確実に実現することに没頭する非常に重い責任をおっている」と強硬な姿勢をあからさまにしています。

 「戦争する国」へ、安保3文書の「旧来の延長ではない抜本的な改定」によるいっそうの大軍拡、「スパイ防止法」などの制定が準備されています。

 開票結果を受けた会見では、憲法について「自民党の党是だ。具体的な案をしっかりと憲法審査会で審議いただけるようになるとありがたい」とねらいを隠しません。これまで「封印」してきた靖国神社参拝問題にも言及し「環境を整えるために努力している。同盟国や周辺諸国にも理解を得る」とのべました。

■多くの声を結集し

 高市首相が多数議席を背景にして問答無用にゴリ押しすることは許されません。

 高市首相の危険な動きに総選挙中から多くの識者が危惧の声をあげています。

 日本共産党は戦争への道に反対するたたかいを多くの方々と力を合わせてすすめ、その先頭にたつ決意です。