(写真)事故犠牲者の慰霊碑に献花する韓国の支援者ら=7日、山口県宇部市
戦時中の、朝鮮人労働者136人を含む183人の犠牲者を出した長生炭鉱(山口県宇部市)の水没事故から84年となる7日、現地で追悼集会が開かれ、日韓の遺族や市民ら約800人が参列しました。
韓国からは70人を超える支援者のほか、政府の担当者や韓日議員連盟の議員らが出席。一方、日本側の当局者代表は山口県と宇部市のみの参加。日本政府は出席せず、メッセージも寄せませんでした。
韓国行政安全部の張銅洙(チャン・ドンス)過去史関連業務支援団長は「まだ遺骨が見つかっていない犠牲者についても調査を継続し、韓国政府は全ての強制動員犠牲者に対して責任を果たすことを約束する」と述べました。
韓国遺族会の楊玄(ヤン・ヒョン)会長は、長年放置されてきた歴史的事実に、日韓両政府が誠実に向き合うよう求めました。
追悼集会にあわせ、水中探検家、伊左治佳孝氏と海外ダイバーらによる遺骨収容プロジェクトが進められ、6日には新たな人骨が発見、収容されています。
追悼集会を主催する「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の井上洋子代表理事は1月の日韓首脳会談について「長生炭鉱の遺骨問題に日本政府が“政府として関与する”その第一歩を引き出した」と強調し、「日本政府が人道主義の立場から、遺骨に真摯(しんし)に向き合い、誠意をもって対応することでしか、朝鮮半島の皆さまの信頼は得られない。今年こそ両国の遺族に遺骨をお渡ししたい」と訴えました。

