(写真)塩川鉄也比例候補(左から2人目)の必勝を訴える志位和夫議長(その右)と梅村さえこ比例候補(右)、工藤かおる4区候補=6日、埼玉県朝霞市
日本共産党の志位和夫議長は6日、埼玉県朝霞市内で演説し、「総選挙最終盤、全国で『今度ばかりは共産党』の声が広がっています。『比例は共産党』を広げに広げ、当落線上の大激戦・大接戦となっている比例北関東ブロックで塩川鉄也候補の議席を必ず守り抜かせてください」と訴えました。北朝霞駅前ロータリーは聴衆が膨らみ、拍手を送りました。
志位氏は「日本の政治は大きな歴史の分かれ道に立っています」と強調。高市早苗首相が「高市早苗でいいのかを国民が決める選挙」と言い募り、国民に「白紙委任状」をよこせと迫っていると指摘。多数を得れば大軍拡や非核三原則見直し、国民監視の「スパイ防止法」など国論を二分する問題を強権的に進めるためだと告発しました。
とくに、首相が9条改憲を公然と訴えたのは重大だと指摘。「戦後、日本の自衛隊が一人の戦死者も出さず、一人の外国人も殺さずにこられたのは9条のおかげです。この宝を壊して『殺し、殺される国』にしていいでしょうか」と問いかけ、「9条を変える白紙委任状を与えるわけにはいきません」と訴えました。志位氏は「こういう時こそブレない政党が必要です。高市自民党に正面から対決する日本共産党への一票で高市強権政治を止め、安心し希望をもって暮らせる日本を」と力を込め、内政と外交での争点と党の政策を縦横に語りました。
志位氏は、トランプ米大統領が5日、総選挙にかかわって、高市首相を「完全かつ全面的に支持する」と表明した問題をめぐり、「選挙中に外国の特定の政党の党首を『全面支持』することは、乱暴な内政干渉になります」と厳しく批判。「高市氏ならば自分の意のままになると考えたのでしょうが、日本政府は内政干渉だと抗議すべきです。それができなければ属国であることを自ら認めることになります」と指摘しました。
ベネズエラ侵略やグリーンランド領有などトランプ氏の無法に一言も抗議もしない日本でいいのかとして、自主自立の日本への転換を強調。高市政権がトランプいいなりに進めようとする軍事費の国内総生産(GDP)比3・5~5%への増額、敵基地攻撃ミサイル配備や武器輸出全面解禁などの危険を告発し、「国民とともに大軍拡に断固反対を貫きます」と表明しました。
日本共産党は、高市首相の「台湾発言」の撤回を強く求め、日中関係について、「中国に対して言うべきことは言いつつ、外交の力で両国関係の前向きの打開をはかるために提言し、行動してきました」と強調。「これは本来なら日本政府がやるべき仕事です。こうした外交をやらず、外交を自分で壊しておいて、脅威をあおり、大軍拡に利用することは政治が一番やってはならないことです」と指摘し、「104年、反戦平和を命がけで貫いた日本共産党に平和の願いを託してください」と訴えました。
塩川候補は「戦争させないことこそ政治の一番の仕事です。改憲を認めない声を日本共産党へ」と支持を呼び掛けました。梅村さえこ比例候補も訴えました。

