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2026年2月5日

闇のTM文書 日本共産党敵視なぜ

霊感商法・自民との癒着追及

元信者2世「嫌われるのは正しいから」

 統一協会(世界平和統一家庭連合)の内部文書「TM特別報告」では、日本共産党を「サタン」と呼び打倒の対象としています。なぜ敵視するのか―。裏を返すと、協会の反社会的活動や自民党との癒着を長年追及してきた日本共産党の姿が浮かび上がります。(統一協会取材班)


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(写真)「日本共産党と堂々と闘っていく」と記してある統一協会のTM特別報告(着色は編集局)

 文書では、1980年代に日本共産党が「霊感商法という悪魔的造語で私たちを攻撃し始めて以来、40年間にわたる闘いになりました」(2020年4月報告)と記しています。

 国会で「霊感商法」という言葉が初めて出たのは84年4月11日の衆院法務委員会で、日本共産党の野間友一議員(当時)による質問です。さらに1960年代後半から統一協会とダミー団体「国際勝共連合」を厳しく批判してきました。「40年間にわたる闘い」とは、日本共産党が長年追及してきたと協会自身が認めた言葉だといえます。

 文書は沖縄県知事選を巡っても繰り返し日本共産党に言及しています。韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に、保守や革新の立場を超えた共同である「オール沖縄」の翁長雄志前知事や玉城デニー知事を共産党が支配していると報告。18年の知事選では「自民党と一つになり、沖縄をサタン側から奪還します」と、本土から50人の青年信者を送り込んだとしています。

 文書からは自民党政権を支援するため、辺野古新基地に反対する日本共産党と「オール沖縄」の力をそぐという作戦が読み取れます。元信者2世は、「統一協会は、共産党はサタンで絶対勝たないといけない相手だと洗脳する。サタンとの闘いという言葉は信者に響く」と解説します。

 安倍晋三元首相の銃撃事件後、信者の家庭が崩壊するほど高額献金を集めている統一協会の反社会性が再び注目されました。日本共産党国会議員団は「統一協会問題追及チーム」を立ち上げます。これに対して協会は「自民党と私たちを分断させようとする動き」だと警戒します。

 自民党が統一協会と距離をおきだすと、勝共連合を活性化して窮地を乗り切ろうとします。文書では「『勝共』と言えば(信者の)雰囲気が高揚し(中略)新しい決心を固め、奮起している」「日本共産党と堂々と闘っていく」と韓総裁に報告しています。日本共産党への敵意をあおって信者の信仰を深める狙いです。

 別の元信者2世はこう指摘します。「統一協会から嫌われるのは、逆に言えば正しいことをしているからです」