「ストリーツ・オブ・ミネアポリス」。アメリカを代表するロック歌手ブルース・スプリングスティーンの新曲が全米に広がっています。悲しみと怒りの中で▼「トランプの連邦のならず者たちが顔を殴り 胸を打ち そして銃声が響いた」。米ミネソタ州ミネアポリスでくり広げられているトランプ政権による移民の暴力的な取り締まり。市民2人が連邦職員に射殺されるという過激な弾圧を曲は痛烈に批判しています▼「ICEは出て行け」。1日のグラミー賞でもビリー・アイリッシュやジャスティン・ビーバーらが次々と抗議の意志を表明。東京ドームで公演したレディー・ガガは「私たちは安全と平和、そして責任が保たれる場所へと立ち戻らなければならない」と訴えました▼ICEと呼ばれる移民税関捜査局はトランプ大統領の就任後に巨額の予算をつけられ人員も大幅に増加。移民対策を指揮するミラー大統領次席補佐官が1日3千人の逮捕を目標に掲げ、5歳児が連行されるなど見境のない拘束が続いています▼極寒にもかかわらず、抗議デモは全米中に。分断と差別によって国を引き裂くトランプ政権には与党の共和党内からも批判が上がっています▼国内でも世界に向けても時代錯誤の王様のようにふるまうトランプ大統領。情けないのは、その隣ではしゃぐばかりの日本の首相の姿です。スプリングスティーンは立ち上がる人々へのメッセージを曲に込めました。「おまえの声が聞こえる 血の霧を越えて 歌い続ける声が」
2026年2月5日

