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2026年2月2日

きょうの潮流

 東京・板橋区の下赤塚駅で線路に転落した視覚障害者が、電車にひかれて亡くなりました。5年前の1月28日のことです▼駅ホームからの転落事故は、いまも後を絶ちません。国土交通省の調べでは、視覚障害者の転落事故は毎年約60件にものぼっています。24年度の転落事故は61件で、人身障害事故は2件でした▼1973年2月1日に起きた高田馬場駅での視覚障害者の転落死をきっかけに、ホームへの点字ブロック設置を求める運動が全国で広がりました。しかし「点字ブロックだけで視覚障害者の転落を防ぐことはできなかった」。全日本視覚障害者協議会(全視協)の山城完治さんは言います▼「向かい側のホームに電車が来ると、その音で、自分が乗る電車が来たと思い、前に進んでしまう。この時の転落を防ぐのがむずかしいのです」と山城さん。「私たちは各地でホームドア設置の運動を起こし、山手線では大半の駅で設置されました」▼下赤塚駅の事故の際には、山城さんはさっそく共産党の吉田豊明前板橋区議に連絡。山添拓参院議員、吉田前区議とともに現地調査をおこない、鉄道会社にホームドアの一刻も早い設置を求めました▼下赤塚駅ではホームドアの設置工事が進み、近く使用開始の予定ですが、全国的にはホームドアのない駅は多く、悲惨な事故は続いています。「命を守るというなら、軍事費に税金を使うのではなく、ホームドア設置を急ぐべきだ」と山城さん。軍拡より命をまもる政治を―総選挙の大争点です。