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2026年1月31日

きょうの潮流

 政治とカネの問題や統一協会との癒着、維新議員による国保逃れ。首相や政権の不祥事が次々と明るみに出るなか、メディアは選挙の情勢分析に力を注いでいます。右へならえとばかりに▼「選挙期間中こそ高市政権への監視を強め、なぜ急ぎ解散し、国民に何を隠そうとしているのか、具体的に調査報道すること。とくに『政治とカネ』の問題など国民の関心に応える報道をすること」。テレビや新聞各社に対する市民団体の申し入れです。それにどう応えるのか▼ジャーナリストの青木理さんが昨年末の週刊誌に「嫌な気配と風圧を醸すもの」と題するコラムを掲載しました。そのなかで、放送の制作現場が「妙な風圧に怯(おび)えているらしい」と関係者の話として紹介しています▼首相の高い支持率が背景にあり、「至極穏当かつ至極当然」な批判や論評を加えただけで、SNSなどに猛烈な反発が燃え広がり、攻撃にさらされる▼これに現場も萎縮する悪循環によって、「記者会見で辛らつな質問も投げず、番組内容も丸く穏当にまとめようとする気配」だと。記者も人間です。陰湿な攻撃にあえば萎縮や怯えはあるとはいえ、こうした事態には危機感を覚えます▼SNSの場所を提供するのはインターネットです。誰もが発言できる機能が記者を萎縮させる圧力に変わる一方、それへの反撃を発信することにも活用できます。争点を掘り下げ、圧力に屈せず真実を報道することこそ、報道機関の責務。それを励まし支えるのは視聴者・国民です。