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2026年1月30日

違法ギャンブル対策の動画 偏見助長と抗議受け停止

大阪府・市

 大阪府・市が違法オンラインギャンブル対策として若者向けに作製した啓発動画の内容に「ギャンブル依存症患者への差別や偏見を助長する」と抗議の声が上がり、府市は28日、公開の一時停止に追い込まれました。府は「医療関係者等への意見聴取を行ったうえで、今後の対応について検討する」としています。

 動画では、「ラクして生きたい」が口癖の主人公の高校生「ギャン太郎」がギャンブルに依存。主人公の「良心」に「本能に任せて動いてたら、自分が“鬼”になってしまったんや」などと語らせています。

 動画の内容に「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表がXで27日、「ギャンブル依存症になる人間は怠け者」という誤った像を強化するものだと抗議。添付した削除是正要望書で、依存症は環境要因など複合的な理由で発症する精神疾患で「鬼」の表現は若者をターゲットにする「違法業者に向けられるべきだ」と強調するなど各氏から批判が相次ぎました。

 日本共産党の清水ただし衆院近畿比例候補は「ギャンブル依存症は、WHOも認める疾病でありばくちと遮断し治療につなげることが大切です。大阪府がこの程度の認識とは大問題です。カジノ開設など絶対に許せません」と訴えています。

 動画は博報堂プロダクツ関西支社が作成。動画を閲覧した高校3年生への意識調査とあわせて約688万円で受託しています。