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2026年1月30日

きょうの潮流

 急な総選挙。期日前投票が始まっても、準備期間が短いため入場券が届かない所も。自治体に業務が集中するこの時期、「深刻な影響を及ぼしかねない」と東京の首長5人が緊急声明を出したほど▼いくら自治体が努力をしても、多くの人の参政権が侵害されかねない事態が各所で。社会的弱者の権利を切り捨ててもかまわないということか―障害のある人たちから怒りの声が上がっています▼北海道旭川市の林優子さん(51)は脳性まひのため車椅子を利用しています。「雪もあり真冬なので投票所まで行くのが大変です」。除雪車が来ない私道の雪かきが困難だという障害者も▼点字投票を希望する視覚障害者にもしわ寄せがあります。東京都選管はそれぞれの投票用紙に、小選挙区や比例代表の点字表示を施すことができないといいます。「運動で積み上げてきたものが崩されようとしている」と「障害者と家族の生活と権利を守る都民連絡会」の市橋博会長は怒りをあらわに▼知的障害者が投票先を選ぶのは簡単ではありません。知的障害のある青年らを対象に、自分の願いと一致する候補者は誰か、などと学び合う取り組みをしてきた高梨恵子さん。今回は学習会の開催が間に合わない障害者事業所もと懸念します▼「信を問うというなら投票できる環境を整備してからにして」との訴えがあると高梨さん。少数者の権利に目を向けようとしない高市早苗政権に厳しい審判をと語ります。すべての人の人権が尊重される社会に変えるために。