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2026年1月25日

きょうの潮流

 学校で生徒が別の生徒に暴力を振るっている動画がSNSで拡散され、各地で問題になっています。暴力自体が許されませんが、その光景がネット上で公表されるという事態は大きな問題です▼SNSを巡っては、子どもたちが面識のない人物と知り合いになり、性犯罪の被害にあうなどの事件も起きています。犯罪に巻き込まれなくとも、わいせつな画像や暴力的な表現、真偽のはっきりしない情報に、子どもが日常的にさらされている現状は何とかしなければなりません▼オーストラリアでは昨年12月、16歳未満のSNS利用を禁止する法律が施行されました。運営企業は16歳未満のアカウントの凍結や削除をしています▼しかし禁止をすり抜けようとする子どもも少なくないといいます。子どもたちからは「友達とつながったり、自己を表現する手段を奪うのはやり過ぎ」などの声があがっていると報じられています▼日本も批准している子どもの権利条約では、子どもが意見を表明する権利を尊重しています。子どもたちの中には意見表明のためにSNSを有効に使っている人もいます。人前で話すことは苦手だけれども、SNSでなら意見を伝えられるという子もいます▼同時に権利条約は子どもの命を守り、その成長を保障することも定めています。子どもの権利を守るためにSNSをどう扱うか、何が子どもの「最善の利益」なのか幅広い視点からの議論が必要です。そのさいは当然、子どもたち自身の意見を丁寧に聴くべきでしょう。