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2026年1月24日

党躍進へ頑張りぬく

志位議長が議員退任のあいさつ

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(写真)退任のあいさつをする志位和夫議長=23日、衆院第1議員会館

 まず、33年間にわたって、私の国会活動を支えてくださった、同僚議員のみなさん、事務局のみなさん、そして旧千葉1区・南関東ブロックの有権者、党員、後援会のみなさんに、心から感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)

 国会議員からは引くことになりますが、まだまだ元気ですので、引き続き議長として、今後は国会議員を増やす方の仕事に専念したいと考えております。その第一歩として、今度の総選挙では、全国を回って、みなさんと心を一つに、党の躍進のために頑張りぬく決意をまず表明したいと思います。(拍手)

 今度の選挙は、奮闘しぬくならば、日本共産党の躍進を勝ち取るチャンスが間違いなく存在している選挙だと思います。そのことを私は、政党対決の構図という角度から、私の体験も踏まえて少し話したいと思うんです。

 私にとっての最初の国政の挑戦となった1993年の総選挙では、「自民か、非自民か」の「政権選択」が最大の争点であるといった「偽りの対決構図」がメディアによって大々的にキャンペーンされるもとでの選挙となりました。これは私たちにとって、たいへん大きな逆風となりました。

 今でもよく覚えているのですが、選挙中にNHKのインタビューに出演しまして、司会者の岡村和夫さんから、第1問「志位さん、今度の選挙は『自民か、非自民か』と言われている。そうすると共産党は蚊帳の外になるのではないですか」と、こういう質問がぶつけられました。私は、「自民、非自民と言うけれども、実態は自民党政治の金権腐敗の蚊帳の中にあるという点では何も変わらない。そんな汚い蚊帳の中には頼まれても入りません」というたんかを切ったことを思い出します。

 しかし、「偽りの対決構図」がつくられて、真の対決構図が覆い隠され、「共産党は蚊帳の外」に置かれるという状態は、わが党にとって大変な逆風でした。私自身、投開票日4日前に手にしたNHKの世論調査で、当選確率1%、つまり落選確率99%という数字を見て、地獄の底を見るような思いで、ただ最後、みなさん本当に頑張って押し上げていただいて、最下位でなんとか議席を得たのが、この時の選挙でした。

 それから33年たち、今回の総選挙はどうか。立憲民主党が、公明党にひきずられて、自民党政治の軍門に下るという事態が起こりました。多くの政党が自民党政治に迎合する、右へ右への流れが起こっています。

 ここで私が重要だと思うのは、こうした自民党政治に迎合する右へ右への流れのなかには、偽りの対決軸すら存在しないということなんです。「対決軸」というものがないんです。そのことは、中道改革連合の斉藤(鉄夫)代表自身が「高市首相の足をひっぱることはしない、サポートすべきはサポートする」と自ら認めていることであります。そこには「非自民」もなければ、「反自民」もなければ、「政権交代」もなければ「対決軸」もないんです。自民党政治への迎合という、のっぺらぼうな流れがあるだけなんです。

 そういう状況のもとで、この選挙の真の対決構図が、白日のもとに今、明らかになりつつあると思います。すなわち自民党政治対日本共産党―これこそが真の対決構図であることが、明瞭になりつつあるんじゃないでしょうか。その点では、こんなにたたかいやすい選挙はない。このように私は思います。

 政治が右へ右へと流れていく中で、その流れにきっぱりと正面から対峙(たいじ)し、新しい日本をつくる旗を旗幟(きし)鮮明に掲げている日本共産党、この党の躍進をみんなで勝ち取ろうではありませんか。(拍手)

 私たちが自民党政治と正面から対決し、自民党政治を根本から転換する、この旗印を旗幟鮮明に掲げて戦い抜けば、躍進を勝ち取るチャンスは間違いなくある。それをお互いに確信を持って、超短期決戦をたたかい抜いて、必ずいい結果を出すことを、そして私自身もみなさんと一緒にたたかいの先頭に立って頑張る決意を重ねて申し上げまして、議員退任のあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)