議会の右翼には、宗教と玉座の擁護者たるエリートたちがいる。議会の左翼には教会と君主政の主たる敵である、怪物のごとき会衆たちがいる▼フランス革命のとき、反革命派で王党派の新聞「国王の友」は国民議会の様子をそう言い表しました。議会の議席を占める同じ意見を持った代議士集団への言及です。フランス革命の研究家ピーター・マクフィー著『フランス革命史 自由か死か』に記されています▼同様の他の本にも右翼、左翼は議長席に対して主義主張の異なる議員の占めた位置によって名付けられたと。そこから自由や平等、人権をもとめる進歩・革新の政治的立場を左翼、反対に社会進歩や発展を逆行させる主張や行動をとる立場を右翼と呼ぶようになったといわれています▼いま日本で各政党の立ち位置が取りざたされています。反動的な高市・自民党と維新の連立政権はさしずめ右翼に。立民が公明にのみ込まれてつくった新党は「中道改革連合」と名付けられました▼フランス革命時の議会では中央に座っていた党は、どっちつかずと評されました。しかし今回の「中道」は高市政権と対抗するつもりも、自民党政治を変えるつもりもなく、右へ右へとなびいています▼マルクス研究者の斎藤幸平氏は「本来つくるべきは、左派の軸だ」と主張します。国民不在の自己中解散。ですが、議会を右一色に染めさせないための好機として。古い政治を変える立場を「左」と呼ぶならば、ここは筋金入りでぶれない政党の出番です。
2026年1月24日

