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2026年1月22日

きょうの潮流

 帰り際にかけられた言葉でした。「いろいろ大変だと思いますが、がんばってください」。他人を気遣うことができ、優しい気持ちも持っている。そんな印象を受けたといいます▼長く統一協会を取材してきた鈴木エイトさんは今月、山上徹也被告と接見しました。こういう人があんな事件を起こしてしまうまで追いつめられた。追い込んだものはなんだったのか。実際に会って、そのことをすごく感じたと▼安倍元首相が銃撃された事件で殺人などの罪に問われていた山上被告に奈良地裁は無期懲役の判決を出しました。「多くの人が集まった中で銃を使用したことは極めて危険で悪質な犯行」だとして▼落ち着いた様子だったという山上被告。量刑の是非は別にして、この問題を罪の償いだけで終わらせるわけにはいきません。信者2世の救済、統一協会と政権との癒着は現在も続いているからです▼自民党との蜜月をうきぼりにした統一協会内部の「TM文書」。そこには高市首相の名前が32回も登場し、「自民党総裁になることが天の最大の願い」とまで持ち上げられていました。さらに高市首相が遺志を継ぐと敬愛する安倍元首相や幹事長代行に復権させた萩生田氏との深いかかわりも▼いまも統一協会とつながる政権は事件にも反社会的集団との関係にも頬かぶりしようとしています。エイトさんは被害者が加害側に回ってしまうような社会にしないためにも事件の背景を検証しなければならないと。横たわる悲惨をくり返さないために。