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2026年1月20日

首相、冒頭解散説明できず

 高市早苗首相は19日、首相官邸で記者会見し、通常国会召集日の23日に衆院を解散すると正式に表明しました。総選挙は27日公示、2月8日投開票の日程で実施するとしました。しかし、解散の理由について高市首相は「国民の審判を受ける」などの抽象的な言葉を繰り返すにとどまり、政策的・政治的な必然性は何ら示されませんでした。国民不在の大義なき、自己都合解散に対して、有権者からも「なぜいま選挙なのか」と疑問や怒りの声が相次いでいます。

 高市首相は解散理由について、「高市早苗が内閣総理大臣でよいのかどうか、国民の皆様に決めてもらう。それしかない」などと発言。首相就任以来、「政権選択選挙の洗礼」を受けていないことを挙げ、高市政権の政策や、日本維新の会との連立政権の是非について審判を仰ぐとしました。勝敗ラインは与党で過半数としています。

 また、2025年度補正予算を成立させたことなどを理由に、「経済運営に空白をつくらない万全の体制を整えた上での解散だ」などと強弁。物価高騰対策として「2年に限った飲食料品の消費税率ゼロ」を掲げましたが、財源は「今後設置される国民会議」で検討すると先送りにしました。

 国会冒頭での解散は17年9月以来で5回目となります。通常国会召集日に合わせた解散は1966年12月以来、59年ぶりで戦後2回目です。また、真冬の2月に総選挙が行われるのは、90年以来36年ぶりとなります。

 解散から投開票までの期間は、戦後最短となる16日間です。岸田政権では17日間、石破政権では18日間で、これで3回連続の超短期解散・総選挙となります。高市首相は、今年度予算案の年度内成立が困難となる中で「影響を最小限にとどめるためだ」と説明していますが、国民の判断機会を著しく狭め、参政権を軽んじる重大な問題と言わざるを得ません。