(写真)武蔵野政治塾の橘事務局長と討論する小池書記局長(右)=16日、武蔵野市内
時々の政治課題について政治家や市民が議論する「武蔵野政治塾」が16日、東京都武蔵野市内で開かれました。日本共産党の小池晃書記局長が講師として招かれ、「政治の病、放っておけない! いのちを守る政治の実現とは」と題して、社会保障、暮らし・経済、平和などの問題を通じ、新しい政治のあり方について語りました。
小池氏は、高市首相による突然の衆院解散・総選挙について、物価対策にまともな手が打てない、悪化した対中関係を打開できない、「政治とカネ」を巡る疑惑があるなか、「論戦を恐れうわべの支持率を頼りに窮地に追い込まれる前に選挙で逃げ切ろうというよこしまなたくらみ」と批判。「主権者国民が審判を下す選挙にしなければ」と強調しました。
続いて、「物価高から暮らしをどう守るか」「世界で何が起こっているか」―、経済、軍事・外交など幅広い問題で、大企業・アメリカいいなりの自民党政治を変える政治の展望について語りました。
小池氏は憲法9条に基づいた外交の必要性を説き、「外交には軍事力が必要」「攻められる前に攻めてしまえ」と主張し大軍拡を進める自民党を批判。「食料自給率38%、エネルギー自給率10%台、海岸線に原発が並ぶ日本は戦争が起きたらひとたまりもない」「9条を持つ国の政治家の仕事は絶対に戦争をさせないことだ」と述べると、大きな拍手が起こり、司会者から「同感します」との声があがりました。
政治塾は後半、小池氏と橘民義・同塾事務局長による討論となりました。小池氏は、立憲民主党との野党共闘が続いてきたのは、集団的自衛権の行使を可能とする安保法制の廃止で一致してきたからだと指摘。安保法制廃止と原発ゼロの立場は「譲れない」と述べると、橘氏も「私もその二つは譲れない」と応じました。
小池氏は「(政治が)全体として右に行くとき、引きずられリベラル側も右に、振り子の支点が右に行っていいのか。そうならないように左のアンカー(いかり)を打ち込むことが必要だ」と力説。橘氏は「そういう勢力を広げることが必要」と語りました。
参加者からの意見・質問では「高市政権になって戦争になるのではと心配。安保法制反対の議員と一緒にがんばってほしい」「政党交付金を受け取らない共産党に拍手を送る。そのことをもっと宣伝すべきだ」とのエールが送られました。

