(写真)入学金の二重払い問題について語る「入学金調査プロジェクト」の森田さん(左)と日本共産党の吉良議員=10日、埼玉県川口市
受験シーズンを前に、入学しない大学に支払う入学金の「二重払い」の解決に向けたトークイベントが10日、埼玉県川口市でありました。若者でつくる「入学金調査プロジェクト」メンバーの森田友華さん(28)と日本共産党の吉良よし子参院議員が、入学金の実態や二重払いの解消をどう実現するか語り合いました。
塾講師をする森田さんは、生徒が受験で二重払いに直面するたび「不服そうな顔をして、『おかしくないですか』と言っている」といいます。
同プロジェクトは2025年に実態調査を実施し、4割が二重払いの当事者であることを明らかにしました。
この調査結果を生かし国会で追及してきた吉良氏は、調査が「入学金問題を可視化した」と強調。
国会質問の後、昨年6月には、文部科学省が入学しない学生の入学金の負担を軽減するよう通知を発出。さらに、昨年12月の文科省の調査で、私立大学の25%が入学金の負担軽減策を講じる方針だということが明らかになりました。
森田さんは「山が動いた。私たちが把握しきれない実態が分かり、前に進めた」と笑顔を見せます。この問題の根底には「学びたい人が学べる環境があってほしい」との思いがあるとし、さらに世論を盛り上げていきたいと語りました。
吉良氏は、来年度予算案で私学への予算がほぼ横ばいであることを指摘し、すべての私立大学で二重払いを解消するためには抜本的な教育予算の増額が必要だと強調しました。

