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2026年1月11日

きょうの潮流

 職員は、知事のストレス発散の道具ではない。遊び相手でもない。女性として侮辱されていると感じ、大きく失望、絶望している―▼県のホームページに公表された調査報告書には、長年にわたって苦しめられてきた被害者たちの怒りや悲嘆がつづられていました。杉本達治・前福井県知事からの執拗(しつよう)なセクハラによって、耐えがたい苦痛と精神的に追いつめられていったことを▼杉本氏からのセクハラを裏づけるメッセージは千通にも及び、おぞましく、妄想癖や自己中心的な内容ばかり。身体的な接触を伴う被害も認められ、ストーカー規制法の違法行為や刑法上の不同意わいせつ罪に抵触する可能性も否定できないと▼相手が権力をもつ知事であることへの苦悩。二次被害に対する恐怖。軽口や冗談のつもりだったと口にした本人の無反省と責任逃れ。そして被害を通報しにくい組織の風土。被害者が心に負った傷はあまりにも大きい▼ところが県は告発に後ろ向きで、この問題で辞職した杉本氏には満額の退職金、約6千万円が支払われました。20年近くに及んだセクハラを放置してきた組織の責任も重く、再発防止に向けて厳しい見直しが求められています。それはすべての自治体にも▼8日に告示された福井県知事選。北陸新幹線の延伸や原発を推進してきた県政とともに、県庁のあり方も問われます。共産党が推す金元幸枝候補は訴えています。「セクハラは個人の尊厳を深く傷つける暴力で犯罪。絶対に二度とこんなことはさせない」