(写真)海老名香葉子さんの「お別れの式」後に会見する(右から)林家三平、林家正蔵、峰竜太の各氏=9日、東京都台東区
昨年12月24日に92歳で死去したエッセイスト・作家の海老名香葉子さんの「お別れの式」が9日、東京都台東区上野の寛永寺輪王殿で行われました。
初代林家三平の妻として一門を支えながら、東京大空襲で家族6人が犠牲になった体験を語り平和を訴え続けた故人をしのんで約1000人が参列しました。
あいさつした次男の2代目林家三平さんは「東京大空襲で亡くなった家族のもとに行くんだね、大好きだったお父さん(初代三平)のもとに行くんだね」と語りかけました。
満州からの引き揚げ経験を持ち故人とともに平和の大切さを訴えてきた漫画家・ちばてつやさんが弔辞を読みました。「香葉子姉ちゃん、波瀾(はらん)万丈のすごい人生でしたね」と呼びかけたちばさん。戦災孤児として筆舌に尽くしがたい体験をしながらも笑顔を絶やさなかった故人の足跡をたどりました。海老名さんが上野に建立した平和の母子像や「慰霊碑」の前で毎年3月9日に式典を続けていることは「日本中の誰でも知っている通りです」と生前の偉業をたたえました。
喪主である長男の林家正蔵さんは「“泣いて、笑って、がんばって”が母の人生そのものでした」と振り返り、「私のような戦災孤児をもう二度とうんではいけない」と何事にも一生懸命に生き抜いたことを紹介。故人が大切にしてきた「人との縁」を大事にしていきたいとあいさつしました。
「お別れの式」には日本共産党からは吉良よし子参院議員が参列しました。

