トランプ米大統領が麻薬密輸対策に絡んでメキシコやコロンビアへの軍事行動を示唆したことについて、両国は「不当な内政干渉」などと反発しています。
メキシコのシェインバウム大統領は5日の定例会見で、憲法が不干渉と諸国民の自決をうたっていることに触れ、麻薬密輸対策のために米軍をメキシコに投入するという考えについて「他国の内政問題への干渉を断固拒否する」と表明。麻薬組織対策における米国との「協力はいいが、従属はノーだ」と語りました。
記者団から、トランプ氏の「力による対外政策」をどう止めるのかと問われたシェインバウム氏は、諸国民の力の重要性を指摘。メキシコは憲法に示されたビジョンをもって団結するべきだと訴えました。
今回の対ベネズエラ作戦が、米国による石油資源の支配と結びついている点について、シェインバウム氏は、いかなる国の天然資源も各国の主権の一部であり、「資源をどう利用するかを決めるのはその国の国民と政府でなければならない」と述べました。
トランプ氏は4日の会見で、コロンビアのペトロ大統領について「(コカインを)売りさばく病んだ男」などと批判していました。これに対して同国の外務省は4日の声明で、「国家間の関係を規定した基本原則を無視し、コロンビアの民主制度に対する尊重とも相いれない」と指摘。「大統領の信頼を失墜させるいかなる発言も国際法の規範に反する」と強調しました。

