日本共産党

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2026年1月6日

きょうの潮流

 忠実な軍国少年が職業革命家の道に進んだのは、侵略戦争の真相と、それに反対して獄中でがんばり抜いた党を知ったからでした。17歳の誕生日を迎える直前に日本共産党に入党。以来、ひとすじの人生でした▼戦後の党を引っ張ってきた不破哲三さんが95歳で亡くなりました。長きにわたり、党のあらゆる分野で果たしてきた役割は言い尽くせぬほど。その奮闘ぶりは党の活動、あるいは学習を通して、それぞれの胸に焼きついています▼最後に姿を見たのは24年の党大会。常任幹部会委員を退き、新しい中央役員や代議員らとほほ笑みながら写真に納まる光景でした。にじみ出る人柄とともに、社会変革の事業を次の世代に託す心持ちも感じました▼科学的社会主義を理論的な基礎とする党として、先駆者たちの本来の理論の探究と発展に力を尽くしました。それをねじ曲げたソ連や中国による干渉攻撃と党の存亡をかけたたたかいでも先頭に▼マルクスは17歳のときに書いた「職業の選択に関する一青年の考察」でこんなことを。「人間の本性というものは、彼が自分と同時代の人々の完成のため、その人々の幸福のために働くときにのみ、自己の完成を達成しうる」▼不破さんは亡くなる直前、「僕はもう体力はないけれど、頭を使って人類が幸福になるための仕事をするために働きたい」と語ったそうです。われわれの幸福は万人のもの、われわれの行為は永遠に働きながら生き続ける―マルクス。歴史を開いた先人の思いを受け継ぎたい。