大軍拡・大企業支援を進め、極右・排外主義の勢力を取り込む高市自維政権と国民との矛盾が高まる大激動のなかで、2026年がスタートしました。高市政権は情勢の反動的な打開を狙って、解散・総選挙に打って出る可能性があります。日本共産党は攻勢的に迎え撃ち、党躍進で政権に厳しい審判を下す選挙にしていくため全力をあげます。11あるすべての比例ブロックで現有議席の絶対確保と議席増、全ブロックでの議席獲得に向けて取り組んでいます。党議席空白となっている北海道、東北、北陸信越、中国、四国の5ブロックの比例予定候補の奮闘を紹介します。
■北海道(定数8) はたやま和也予定候補(54=元)
国民的共同へ懇談重ねて
(写真)各地で懇談や対話を広げてきた、はたやま和也予定候補
はたやまさんは、平和や人権、暮らしや生業(なりわい)が危ぶまれる北海道の各地で「ともに政治を変えよう」と、懇談や集会、つどいで当事者らと語り合っています。
「どの子どもたちも健やかな成長を」の願いが政治活動の原点です。北海道の不登校の児童・生徒数は1万4千人。12月に党北海道委員会が開いた「不登校を考えるつどい」で、教員やフリースクール職員、保護者などと交流しました。
「子どもは社会を映す鏡」と話す、はたやまさん。子どもを取り巻く環境に希望とゆとりをつくることは日本社会も変えることだと、労働時間短縮で自由が保障される社会を目指し、北海道を駆ける日々です。
11~12月には「新しい国民的・民主的共同」を呼びかけ、医療や介護の事業者、労働組合や女性団体などと懇談を重ねました。命と健康を守る最前線で賃下げが行われた医療従事者、「家事手伝いとしか見られていない」と憤る訪問介護ヘルパー、トリプルワークで家計を支える一人親などの声を聞き、必ず国会に届ける決意で応えてきました。
泊原発の再稼働や、先の見えない新幹線の札幌市延伸工事、繰り返される日米共同訓練などさまざまな問題が集中している北海道。千島領土問題、アイヌ差別や排外主義の台頭など喫緊の課題も山積みです。
各地の地方議員と連携し諸課題に臨んできた党の議席は必要不可欠です。北海道の宝の議席をなんとしても奪還し、今度こそ国政へ再び駆け上がる決意です。
■東北(定数12) 高橋千鶴子予定候補(66=前)
現場足運ぶ「東北の命綱」
(写真)テナントビルの関係者(右)から地震被害について聞く高橋氏(左)=2025年12月16日、青森県八戸市
災害が起きたとき、真っ先に現地に駆けつけ、被災者の声をすくい上げてきたのが高橋千鶴子さんです。「東北の命綱」として、国会と被災地を結び続けてきたその議席は、いま東北にとって欠かせません。
12月8日夜、青森県八戸市で震度6強を観測した地震では、翌9日の朝には現地に入り、避難所や被災現場を調査。八戸市の対策本部を激励しました。
翌週、さらに翌週と現地調査を重ねるなか、当初ほとんどつかまれていなかった個人の住宅被害が明らかに。24日には県議団とともに、迅速な罹災(りさい)証明発行とそのために県からの応援派遣を要請。被害認定がされないまま年末を迎える不安や、余震が周辺住家に影響を与える懸念など、被災者の声を伝えました。
2月の岩手県大船渡市の山林火災でも、発生直後から現地調査に入りました。東日本大震災の津波に続く二重の災害に直面する住民の声を国や県に届け、「情報が届かず、不安の中に置かれている人がいます。国の責任が問われています」と支援の拡充を訴えてきました。豪雨や大雪、りんご農家の雪害など、災害のたびに現場へ足を運ぶ姿勢は一貫しています。
平時には東北6県でさまざまな団体を訪ね、懇談を重ねてきました。「被災者や当事者の皆さんと、困難を一つひとつ乗り越える仕事を続けさせてください」。この議席を奪還することは、東北の暮らしと命を守るために、いま強く求められています。
■北陸信越(定数10) 藤野やすふみ予定候補(55=元)
被災者寄り添う政治こそ
(写真)被災者から話を聞く藤野氏(手前左から2人目)=2025年11月、石川県輪島市
5年間、党議席が空白となっている北陸信越ブロック。藤野やすふみ元衆院議員が悲願の議席奪還へ向けて全力をあげています。
能登半島地震発生から丸2年が経過しました。党や民主団体でつくる「能登半島地震被災者共同支援センター」の責任者として、党国会議員団や党地方議員とともに現地調査を重ね、切実な要望を一歩一歩実現してきました。
昨年6月、能登半島地震の被災者に対する医療・介護の減免措置が打ち切られました。11月の輪島市の仮設住宅の訪問では「毎日、夜中2時ごろ目が覚めていろいろ考えてしまう」「見通しが立たない」など切実な声が寄せられました。
藤野予定候補は、「政治は誰のためにあるのか。被災者に冷たい政治は全ての国民に冷たい政治。何としても変えなければならない」と決意を新たにしています。
日本の原発の多くが集中するこの地域で昨年9月、新増設に向け動き出した美浜原発(福井県)を視察しました。今年1月には新潟県にある東電・柏崎刈羽原発が再稼働。藤野予定候補は、「再稼働は断じて許せない。この地域にこそ原発ゼロを貫く党の議席がどうしても必要」と心を燃やしています。
昨年夏の参院選後、7年ぶりに開かれた長野県の赤旗信州秋まつり(10月26日)では、高市自維政権と反動ブロック形成の動きに正面から対決する決意を表明。「総選挙で今度こそ必ず議席を奪還する」と訴え、各地を駆け回っています。
■中国(定数10) 大平よしのぶ予定候補(47=元)
軍事拠点化絶対にノー!
(写真)訴える大平よしのぶ予定候補
「軍事拠点化にノー!」。広島県呉市の日本製鉄呉地区跡地に武器や無人機の製造施設、火薬庫など一大軍事拠点を造る防衛省の計画に反対し、昨年12月20日に同市で開かれた集会で声をあげる姿がありました。
戦艦大和を建造した呉海軍工廠(こうしょう)があったため度重なる空襲で市民が犠牲となり、戦後は平和産業港湾都市に転換した呉市。市民らとピースウオークしながら対話し、「再び軍港に戻し標的にしてはならない」と誓いました。
被爆地広島の出身。「日本は核(兵器)保有をすべきだ」という高市政権の政府高官発言に「人類と共存し得ない核兵器は廃絶以外にないという被爆者の願いを踏みにじる。戦争準備も非核三原則の見直しも断固として許さない」と声を大にして訴え、行動します。
議席回復に向け若者や現役層へのアピールを重視し、真ん中世代が知恵と力を発揮して仲間を増やす取り組みの先頭に立ってきました。中国5県をめぐる真ん中世代キャラバンでは支部の要求対話アンケートや地域の党員訪問を支援し、広島風お好み焼きを作って食べながら語り合う集いも。
昨年4月に広島市で成功させた「希望フェス」に続く12月の第2回フェス実行委員長を務め「みんながつながり共に生きていく、明日への希望が持てる社会実現を」と呼びかけました。
カキ大量死の養殖業や環境を壊す産廃処分場など現場に足を運びます。「声を届ける議席を今度こそ奪還し政権の暴走を止めたい」
■四国(定数6) 中根こうさく予定候補(44=新)
人間らしく働ける規制を
(写真)訴える中根予定候補
日本共産党の中根こうさく衆院四国比例予定候補は2003年以来、党議席を失っている四国ブロックで衆院議席奪還をめざします。21年衆院選に続いて2度目の挑戦です。
6歳から2歳まで3人の子育て中で、今月4人目が誕生予定の中根氏は、生活者の視点を重視し、物価高騰対策に無策な高市政権を批判。消費税の5%減税、インボイスの廃止、中小企業支援と一体の最低賃金時給1500円への引き上げなどを訴えています。
大学生の時、大手牛丼チェーン店で深夜帯のアルバイトをし、「ワンオペ」など過酷な働き方を経験。新卒で入社した店長は、過労が原因と思われる交通事故で亡くなりました。「人間らしく働けるルールを」が活動の原点です。それだけに高市首相が就任間もなく厚生労働相に労働時間の規制緩和を指示したことは許せません。
就職氷河期世代です。非正規の仕事を転々とし、正社員になれない友人が多くいます。「自分たちの世代は政治に置き去りにされてきたこともあり、投票率が低い。そういった世代に、子育てをしながら総選挙をたたかう自分の姿を見てもらうことで少しでも政治に関心を持ってくれればという思いもあり、立候補を決意しました」
戦争か平和かの分岐点。「外交の力で平和のアジアをつくりたい」「子どもたちが自由にのびのびと生きていける政治を実現したい」と語ります。

