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2026年1月4日

米、ベネズエラに大規模攻撃

マドゥロ大統領を拘束

 トランプ米大統領は3日、米国が南米ベネズエラに大規模攻撃を行い、同国のマドゥロ大統領とその妻を拘束して国外に連れ去ったとSNSで発表しました。ベネズエラ政府は同日、声明で米国が首都カラカスなどを攻撃したと発表し、米国による「軍事侵略」を拒否すると表明していました。

 ベネズエラ政府によると、攻撃は首都カラカスのほか、ミランダ、アラグア、ラグアイラの各州で確認されました。ロイター通信の目撃情報や現地からの報道によると、カラカスでは3日午前2時ごろ(日本時間同午後3時ごろ)、複数回の大きな爆発音が聞こえました。航空機が上空を飛行する音が聞こえたほか、煙が立ち上り、カラカス南部の軍事基地付近では停電が発生しました。

 ベネズエラ政府は声明で、米国による攻撃について「目標はベネズエラの原油と鉱物の獲得にある」と非難。「国全体でこの帝国主義的侵略を打ち負かさねばならない」と表明しました。マドゥロ大統領は3日、全土に緊急事態を宣言しました。

 米CBSテレビによると、米軍はトランプ大統領の命令を受けて、クリスマスにベネズエラを攻撃することを協議しましたが、天候などを考慮し、ナイジェリアへの攻撃を先行させたといいます。

 トランプ大統領はこれまで、ベネズエラへの地上攻撃を「まもなく開始する」と繰り返し主張し、マドゥロ大統領の退陣を要求してきました。米軍は昨年9月以降、ベネズエラ沖のカリブ海などで「麻薬密輸船」と断定した船舶を一方的に攻撃し、すでに100人以上を殺害。同11月からはカリブ海に空母を展開しました。こうした行為に対しては、国連憲章や国際法に違反するとして米国内外から厳しい批判の声が上がっていました。