日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2026年1月3日

マムダニ氏 NY市長就任

「企業の強欲との闘い」宣言

 【ワシントン=洞口昇幸】米民主党進歩派で「民主的社会主義者」のゾーラン・マムダニ氏(34)が1日、米国最大の都市で金融機関や大企業が集中するニューヨークの市長に就任しました。就任式でマムダニ新市長は「今日から新しい時代が始まる」「市民の暮らしを良くするために力を使うことをためらわない」と訴え、「生活できるニューヨーク」の実現へ共同を呼びかけました。

 イスラム教徒として初のニューヨーク市長になるマムダニ氏は同日未明、イスラム教の聖典コーランを使って就任宣誓しました。午後に市庁舎で市民を迎えて行われた就任式では、民主的社会主義者のサンダース連邦上院議員の立ち会いで、改めて宣誓しました。

 マムダニ氏は演説で、過去のニューヨーク市政について「難なく権力者の歓心を買うことのできる富裕層やコネのある人たちだけのものになっていた」と指摘。新市政は「民主主義を買収できると思い込む億万長者や一握りの権力者ではなく、すべての市民に応える」と語りました。

 また「私は民主的社会主義者として選ばれた。民主的社会主義者として市政を担う」と表明。「企業の強欲との闘いで決してひるまない」と語り、一握りの富裕層や大企業への課税で財源をつくり、物価高や家賃高騰などの対策に取り組む意欲を表明しました。

 サンダース氏は「ニューヨークよ、勇気を与えてくれてありがとう」と強調。マムダニ氏の公約が「過激で実現不可能」などと攻撃されていることについて、手ごろな価格の住宅や食料の供給、保育の無償化などは「まさに民衆が必要としていることだ」と指摘。「最も重要なのは富裕層や大企業への公正な課税だ」と述べると、聴衆からは「富裕層に課税を」と唱和が起こりました。

 富裕層などへの課税強化は市長権限では実施できず、州議会の承認が必要です。マムダニ氏の支援団体や政治団体「米国民主的社会主義者(DSA)」は、困難や課題を乗り越えて公約を実現しようと草の根の運動を続けています。