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2026年1月1日

池袋で生活・医療相談

「まずは相談に来てほしい」
小池・山添・谷川氏が参加

 路上生活者など生活困窮者の支援活動を続けるNPO法人「TENOHASI(てのはし)」が31日、東京都豊島区の東池袋中央公園で、無料の弁当配布と生活・医療相談を行いました。止まらない物価高騰のなか多くの人が弁当を受け取るために行列をつくりました。


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(写真)医療相談に訪れた人から話を聞く小池晃書記局長(左)と谷川智行政策副委員長(右)=31日、東京都豊島区

 弁当配布の受け付けが終わる午後6時前には、長蛇の列ができていました。列の先頭に並んでいた男性(69)は、20年以上正社員で働いていましたが、体を壊して非正規に。ここ2年ほどは暮らしの足しにと毎月支援を受けています。「共産党が言うように7時間労働で普通に暮らせるような社会にしてほしい」と訴えました。

 「いつもは、生活はキツキツでも障害年金でどうにかしていたが、今月は足りなくなって来た」と話す男性(83)は、知人宅に居候しているといいます。「政府には何も期待しない。企業から金をもらってそっちばかりみているから」と話していました。

 「てのはし」は、2003年12月に池袋で路上生活者を支援する複数の団体が集まり結成。生活困窮者への食料配布や夜回り、シェルター(緊急一時宿泊施設)運営や日中活動支援などを行っています。

 代表理事の清野賢司氏は「この機会に生活相談に訪れる方などが多くいる印象です。困っていてもちゅうちょして、支援が遅れる人もいます。まずは相談に来てほしい」と話しました。

 医師でもある日本共産党の小池晃書記局長・参院議員と谷川智行・政策副委員長が参加し、医療相談にのりました。山添拓政策委員長・参院議員も支援活動に参加しました。小池氏は「毎年年末に多くの人が相談に来ていますが、今年もたくさんの方が列をなしています。相談した方は皆、体の不調を訴えていました。本来は行政がこうした越冬支援を行うべきだと思います」と話していました。

 てのはしは3日、同公園で午前10時30分から、衣類や日用品、雑貨の配布と生活相談を行います。