全日本民主医療機関連合会(増田剛会長)はこのほど、「OTC類似薬の自己負担拡大は撤回せよ」との声明をだしました。
声明は、自民・公明・維新の「医療費4兆円削減」合意や、自民・維新の政権合意に基づいて、「強引な医療費抑制政策推進のもと、負担増を前提とした薬剤の保険給付見直しが進んでいる」と批判しています。
維新が要求していたOTC類似薬の保険外しは自民党との協議で見送られたものの、「特別の料金」という追加負担で合意。政府が追認し対象医薬品77成分(1100品目)を示しました。
声明は、こうした自己負担の拡大は「受診控え、受診遅れを招き、いのちにかかわる大きな問題であり、断固反対」と表明。「特別の料金」の設定で、将来的に対象医薬品の拡大や負担割合の引き上げなどの危険性を指摘しています。

