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2025年12月22日

クミコ氏「新基地、明確に反対」

名護市長選政策発表 基地依存市政転換を

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(写真)市長選にのぞむ政策と決意を語るクミコ氏(左)と駆けつけたデニー知事(右)=21日、沖縄県名護市

 沖縄県名護市長選(来年1月18日告示、25日投票)で必勝を目指す、おながクミコ予定候補(69)は21日、同市内で政策を発表しました。クミコ氏は、同市辺野古の米軍新基地建設に「明確に反対する」と明言し、基地に依存した市民置き去りから市民の暮らしを守る市政に転換する決意を語りました。

 クミコ氏は、事実上の一騎打ちとなる見通しの現職・渡具知武豊氏(自民党推薦)が新基地建設に異を唱えず「容認」し、その見返りの「米軍再編交付金」に依存した市政を続けていると批判。物価高対策・生活支援に全力をあげ、保育料・給食費・子ども医療費の無償化を、基地依存の交付金頼みではなく市独自の財源や玉城デニー県政の助成によって継続すると表明しました。

 ▽介護士・保育士の処遇改善▽公契約条例の制定▽18歳以下の国保税均等割の免除と低所得世帯の介護保険料軽減▽高齢者が路線バスを無料・割安で利用できる「敬老パス」―などの実現で「市民が安心して暮らせる経済基盤を確立する」と述べました。

 クミコ氏は、県民・市民は新基地建設が打ち出された約30年前から反対の民意を示し続けてきたと指摘。当選すれば、玉城デニー知事と一緒に上京し、高市早苗首相に、民意を受け入れ建設を中止するよう要請したいと力を込めました。

 会場に駆け付けたデニー知事は、クミコ氏を「しっかりと応援していきたい」と強調。クミコ氏の後援会長の稲嶺進元市長らも同席しました。