(写真)弾薬庫周辺を行進する参加者=14日、大分市敷戸
敵基地攻撃用の長射程ミサイルを保管する大型弾薬庫の建設が進む大分市の陸上自衛隊大分分屯地(通称=敷戸弾薬庫)そばの公園で14日、近隣住民らが参加して「ミサイル搬入反対!現地集会&デモ」が開かれました。国が新設を狙う弾薬庫9棟のうちの1棟の完成が来年3月にも迫る中、「大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会」が呼びかけました。
約100人が「大分にミサイルいらない」「戦争の火種を振りまくな」などと声を上げ、住宅街から分屯地正門までをパレード。ミサイル搬入中止を求める要望書を分屯地責任者に提出しました。「黙ってばかりではいけない」と行進に参加した89歳の女性や、玄関先から手を振る住民の姿がありました。
集会で「市民の会」の池田年宏さんは、ミサイル配備、基地強化に反対する住民の運動が九州・沖縄をはじめ全国各地で始まっていると述べ「戦争反対、軍拡を許さないたたかいを手をつないで進めよう」と呼びかけ。8歳の子を連れて参加した住民のAさんは高市首相の「台湾有事」発言について「基地近くに住む住民の不安な思いを置き去りにした発言だ」と批判し「子どもたちの幸せな日常と平和を守るために行動したい」と訴えました。
日本共産党の岩崎貴博市議、立民、社民両党の代表らが連帯あいさつし、パレードに加わりました。

