(写真)「ダイキンPFAS公害調停をすすめる会」の結成総会=13日、大阪府摂津市
「ダイキンPFAS公害調停をすすめる会」の結成総会が13日、大阪府摂津市で開かれ、会場いっぱいに集まった地元・近隣住民らが今後の公害調停に向けて決意を確認しました。
同会は、ダイキン工業淀川製作所(摂津市)周辺で全国一高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されている問題で、ダイキンに対する公害調停を府公害審査会に申請するため、年内に1000人規模の申請人団をめざしています。
総会では、申請人は現在650人超と報告。呼びかけ人を代表して清水信行さんが「家が近いだけでなく40年間ダイキンに勤めてきた。大きな一歩を踏み出す会にしたい」とのべ、地域で活動する和田壮平さんは「ダイキンや行政が無視できない存在として、団結して声をあげてきた積み重ねが今日の総会だと確信している」と語りました。
早くから実態を明らかにし警鐘を鳴らしてきた小泉昭夫京都大学名誉教授、原田浩二京都府立大学教授や1190人の血液検査の中心となり取り組んだ金谷邦夫医師があいさつ。全国の運動団体などが激励のメッセージを寄せました。
池田直樹弁護団長は「摂津をきれいにしたいという一致点で、考え方の違いを乗り越えた運動をご一緒に」と呼びかけました。

