(写真)議員定数削減を許さないと訴える緊急アクションの参加者=12日、衆院第2議員会館前
「女性は議員定数削減を許しません」「そんなことより企業・団体献金禁止」。12日夕、各団体の女性たちが衆院第2議員会館前に集まり、議員定数削減に反対する緊急アクションに取り組みました。風冷えのなか、議員会館に向かい「ジェンダー平等を逆行させる議員定数削減反対」などと元気よくコールしました。
新日本婦人の会の米山淳子会長は「自民・維新両党が出した議員定数削減法案に怒っている。国会にはまだまだ女性の声が届ききっていない。議論すべきは定数削減ではなく、女性や少数者の声を反映させることだ」と訴えました。
日本婦人団体連合会の舟橋初恵事務局長は「クオータ制が世界の流れであり、非正規や貧困に陥っている女性たちの声を拾いつくすのが国会議員の仕事だ」と強調しました。
農民運動全国連合会の藤原麻子事務局長は「定数が削減されたら農家の声を国会に届けることがさらに困難になる」と批判しました。
日本共産党の本村伸子、堀川あきこ両衆院議員、吉良よし子参院議員が参加。吉良氏は「法案は国会を軽視し民主主義を踏みにじる暴挙だ。一刻も早く廃案にしよう」と呼びかけました。

